レゴで真剣に遊びながらチームビルディングする(とよなかESDネットワーク様)

NPO法人とよなかESDネットワーク様の研修で、レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材を活用した半日プログラムを提供しました。

対象 NPO法人とよなかESDネットワーク 7名様
時間 4時間

目的
一人ひとりの組織の捉え方を明らかにし、協力関係を一層強くする。

レゴ®シリアスプレイ®の特徴
①手を動かしながら考えることで、一人ひとりの価値観・想いやインスピレーション、イマジネーションが表出されます。
②作品について一人ひとりが語り、またお互いの作品に質問することで、100%の他者への注意と、100%の各自の参加を得ることができます。
③一人ひとりの作品をテーブルに配置し、全体を俯瞰して捉えることができます。
④全員が納得感と誇りを持ってコミットできるビジョン・目標などができあがります。

プログラム
1.レゴに慣れる
レゴ®シリアスプレイ®では、プログラムに入る前にレゴに慣れる時間を十分に取ります。
頭で考える前にレゴに触れて手を動かしながら作ることや、作品について語り、作品について質問するという流れに慣れます。
この準備を十分に行うことで、安心して次のステップに臨むことができます。

2.現状の組織認識を共有する
①個人でそれぞれ「今の組織の状態」をレゴで作り、一人ひとりが語ります。

◆ポイント
・作品を通じて「今の組織状態」を語ることで、なんとなく感じていた自分の感覚が言語化されます。
・全員が同じ時間だけ語ることにより、各自の組織の見方が平等に共有されます。
・普段思っていても共有されていなかった、組織の強みや課題がしっかりと共有されます。

3.組織の理想の姿を共有する
①個人でそれぞれ「最高にテンションがあがる理想の組織」を作り、一人ひとりが語ります。
②それぞれの作品の中から、一番大切な部分だけを抜き出し、そのパーツに名前をつけ、全員のパーツ名を覚えます。
③それぞれのパーツを組み合わせて一つの作品を作ります。
④完成後、それぞれのパーツの名前を組み合わせてストーリーをつくり、「全員が共有できる理想の組織像」として言語化します。

◆ポイント
・一人ひとりが理想の組織像について語る中で、「つながりを生む」「困難に挑戦する」など、それぞれの価値観が共有されます。
・一人ひとりの作品から抜き出したパーツは、それぞれの価値観が現れています。全員が全員のパーツの名前を覚えることで、互いへの承認を深めることができます。
・全員でつくった「理想の組織像」は、全員の大切な価値観が含まれているため、納得度の非常に高いものができあがります。

4.「現状の組織」と「理想の組織像」との関係を可視化し、必要なことを明らかにする。
「今の組織の状態」と「理想の組織像」の距離や位置、角度を考えて配置します。
「理想に向けて必要なこと」を作り、配置します。

◆ポイント
・現状と理想との関係性を多面的に捉えることができます。
例えば、
現状と理想は、どれぐらいの距離があるのか。
今は理想に向けて、目標、出発点、プロセスなど、どこへの意識が強いのか。
一人ひとりの現状認識に、どれぐらいの差があるのか。

5.自分のファーストステップを宣言!
最後に、「自分のファーストステップ」を一人ひとりが宣言して、プログラムを終了しました。

現状と理想の全体像を捉えた上での、「ファーストステップ」の宣言は、とても力強いものばかりでした。
今後の展開が楽しみです。ありがとうございました!

プログラムのアウトプットまとめ
1.現状認識の共有
2.理想の組織像の共有
3.現状と理想との位置関係を可視化
4.理想に向けて必要なことの共有
5.理想の組織像に向けた自身のファーストステップの宣言

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