なりたい自分、なりたい組織に近づくための5つの問い

「自分をもっと変えていきたい!」「組織を今よりもっと良くしたい!」ということを、意識的にしろ無意識的にしろ感じている人も多いのではないでしょうか?

それは、「今が悪い」ということでなく「より良くなりたい」という健全な願いの現れだと感じます。

ただ、「なりたい自分」「なりたい組織」に近づくために、「どんな課題があるか」「何から手をつければいいか」と、すぐに「やること」を考え始めても、本質的な変化を得ることが難しかったりします。

そこで、多くの研究や書籍において共通して書かれていること、そしてこれまで個人や組織の変化をサポートをしてきた経験を下に、「なりたい自分、なりたい組織に近づくための5つの問い」をご紹介します。

≪5つの問い≫
 ①このままいくとどうなるか?
 ②理想はどうか?
 ③継続したいこと(変えたくないもの)は何か?
 ④やめたいことは何か?
 ⑤新しく始めたいことは何か?

「①このままいくとどうなるか?」「②理想はどうか?」は、現状と理想を考えるものです。

脳科学的にも、人は現状と理想にギャップを感じると勝手に理想に向かう意識・発想が生まれると言われています。

特に、理想の自分」「理想の会社の状態」「理想の部署の状態」などは、普通に暮らしていると、しっかりと時間をとって考えることがない人も多いのではないでしょうか?

そして、「④やめたいことは何か?」「⑤新しく始めたいことは何か?」は、理想に向かって「どう変えたいか?」を考える問いですが、細分化することで解像度が高まります。

そして、④の前に「③継続したいこと(変えたくないもの)は何か?」を考えてください。

これを考えることで、自分や組織のメンバーが大切にしていることが自然と明らかになります。また「自分・自分達には変えたくない良い部分がある」ということを自覚することで、変えてよい部分に対する変化のエネルギーを高めることができます。

ぜひ「何をすればいいか?」といった「やること」を考える前に、この5つの問いを考えてみてください。

特に、組織の場合、同じ部署の人達などと一緒に考えてみることで、「みんなで変わろう!」という意識が生まれます。ぜひみんなで話しをされることをお勧めします!