不安や恐れと付き合うための3つの問い

みなさんは、どんな時に不安や恐れを感じますか?
・新しいことにチャレンジする時
・特定の人との人間関係
・会議でみんなと反対の意見を言う時

誰しも不安や恐れを持っていて、生きてる限り、全くなくなるということはありません。

大切なのは、不安や恐れに支配されるのではなく、不安や恐れをコントロールし、うまくつきあうことだと思うのです。

今回は、私(山下)なりの、不安や恐れとの付き合い方をお伝えします。

それは、自分の中に3つの問いを持つことです。
・なぜ?
・それでどうなる?
・本当に?
の3つの問いです。

私は、前職の時、別の課の課長と意見が合わず、なかなか折り合いがつかないことがありました。
相手の方は、私より役職も年齢も上です。

相手の方の主張は明らかに筋が通っていないと私は感じていました。
でも、その方の気分を損ねてはいけないという漠然とした不安がありました。

ここで、まず私は、自分に対して「なぜ不安なのか?」と問いました。
出てきた答えは、「その人の気分を損ねると、後々、自分によくないことがあるかもしれない」でした。

次に、「それでどうなる?」という問いを繰り返します。
「気分を損ねるとどうなる?」→「その人が、私のことをどこかで悪く言うかもしれない(悪気はなくても)」
「それでどうなる?」→「その話を聞いた人が、真に受けるかもしれない」
「それでどうなる?」→「真に受けた人が、今度私に会った時に、冷たくあたるかもしれない」
「それでどうなる?」→「仕事がやりにくくなるかもしれない」

だいぶ、起こりえる事柄が具体的になってきました。

ここで、自分に対して「本当に?」と問い直します。

そうすると、
「私のことを知っている人なら、人から私の評価を聞いても、私との関係は変わらないよな」
「私のことを知らない人だとしても、人から聞いた評価で、私に冷たくあたる人なんてほとんどいないはず」
というところに思い至りました。

私も含めて、人は漠然とした不安を感じがちです。

でも、
「なぜ?」で、不安の解像度を上げ、
「それでどうなる?」で、起こりえることを具体的に想像し、
「本当に?」で、問い直すことで、
冷静に不安を見つめることができます。

不安や恐れがゼロにならなくても、不安の原因が分かったり、起こりえることが想像できることで、不安や恐れを受け入れやすくなります。

不安や恐れを感じたときは、ぜひ3つの問いを試してみてください。


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