小さいころ、いろんな映画やドラマを見て、勇気を持ってチャレンジしてる主人公に憧れた経験は誰にもあるのではないでしょうか?
私(山下)も、もちろんあります。
特別な才能や能力がある人だけが勇気を持てるのではなく、自分の弱さを認めて受け入れる人が、本当の勇気を持てるのだと、この本を読んで改めて感じました。
それは、最初は恥ずかしさや痛みを伴うかもしれないけれど、なりたい自分になるための希望を持てることでもあるのだと思います。
そして、誰もがチャレンジできうることでもあります。
私は、「強い人」「弱い人」という比較した概念自体が幻であって、誰もが自分の中に「自信がある部分」と「自信がない部分」があるだけだと思っています。
そしてその「自信がない部分」を「恥」と思って隠すのか?
それも自分の一部と思って認めるのか?
これが勇気を持てるかどうかの分岐点だと思います。
私自身、「恥」を完全に無い状態にするのは難しいなーと感じていますが、自分の「自信のない部分」を人に話すことで、その人との距離が近くなったり、その人を勇気づけることにつながるということも経験しています。
まずは、相手のために、相手との関係性のために「自信のない部分」を話すというスタンスでもよいのではないかと思います。
「自分らしい」とは「偽りがない」ということであって、そうありたいと思える本です。