人の言動は自分の感情を刺激することはあるが、原因となることは決してない

感情の裏には本当のニーズがあり、感情とニーズを切り分けて意識することで、相手に具体的に自分が望んでいることを伝えられる。

例えば「自己中心的だ!」と非難された時に、自分の感情とニーズに意識を向けると「あなたの好みを尊重するためにしてきた努力を認めてもらえなくて、つらい」という感じになる。
ここでは「つらい」が感情で、「努力を認めてもらいたい」がニーズ。
その自分のニーズに気付けば、そのことを率直に相手に伝えることができる。

これは相手にも言えることで、相手が怒っている時は、相手の大切なニーズが損なわれているから。

人間は言語化できていないことを認識するのは苦手で、「まろやかな気分」みたいな言葉を使ったことがなければ、自分が「まろやかな気分」であることを認識できない。
感情やニーズの語彙を増やすことも大事だろう。

振り返ると、数年前に、NVC(共感コミュニケーション)のワークに参加したことが、
私が今、コーチングを行っている原点になっています。

こちらもNVCについて書かれている本で、こちらの方が読みやすいかもしれません。