頭でわかることが物事の理解の全てではない。

普段、私たちは「手を動かす」というけど、「手が動く」とは言わない。
これは思考が体を操作していると捉えているから。

でも、自分が行きたいと思い込んでる方向も、思考を空にして体のおもむくままに進むと別の方向に行くかもしれない。

私たちは思考に頼って、過去の経験を探って対処しようとするけれど、
未知の課題に対処するには、今ある思考や言葉で表現できない感覚を大事にする必要がある。

意識は、頭(思考)にも、心(感情)にも、体(身体知)にも向けることができるけど、
私たちは、普段、特に仕事では、意識を頭(思考)に向けることに慣れすぎていて、
心と体の声を聴くことに慣れていない。
そこにこそ、無意識の大切な何かが隠れていることがあるのだろう。