【クライアント様】㈱大宮ポンプ製作所(京都市)
【目的】会社の方向性を明確にするとともに、一体感を高めるためミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定する。
【内容】①MVVのキーワードを抽出するワークショップ、②MVV作成のサポート、③MVVの意味を深めるワークショップ
【効果】これまで会社が大切にしていたことと、新たな挑戦の両方が詰まったミッション・ビジョン・バリューができあがった。
ポンプという“社会のインフラを支える”仕事を続けてきた大宮ポンプ製作所様。
組織風土サーベイGROWTHの結果を踏まえ、お互いを尊重し認め合う組織風土があるという強みを活かしながら、さらに一体感を高め次の時代に向けた挑戦を形にするため、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の策定をサポートさせていただきました。
そこには、「京都から世界へ」という新たなビジョンと、「変化を恐れず未来を創る」という決意が込められています。
①MVVのキーワード抽出ワークショップ ~現場の想いから“会社の軸”を見つける~
最初のステップは、社員一人ひとりの「想い」と「価値観」に耳を傾けることから始まりました。
12名の社員が参加したワークショップでは、3人1組で互いの原体験や仕事への誇りを語り合いながら、自社の“らしさ”を掘り起こしました。
付箋に書き出された数多くのキーワードから見えてきたのは、「誠実」「信頼」「挑戦」といった言葉。
それは、長年大宮ポンプ製作所が大切にしてきた暗黙の価値そのものでした。
②MVVの作成サポート ~経営者の想いを言葉にする~
社員の皆様の声をもとに、社長が作成したMVV案について個別セッションを実施。
「これまで会社が社会に果たしてきた役割」と「これからの挑戦」を丁寧に紡いでいきました。
そこで生まれたのが、この力強いMVVです。
ミッション: ポンプの技術で、人々の生活を守り、より豊かな社会をつくる
ビジョン: 京都・滋賀から世界へ。ポンプと共に暮らしの未来を支える企業になる
バリュー: 「誠実を貫く」「技術に妥協しない」「インフラを止めない覚悟」「仲間と支え合う」「変化を恐れず未来を創る」
特に「京都から世界へ」や「変化を恐れず未来を創る」という言葉には、地域の技術を世界へ発信していくという、同社の未来への意思が込められています。
③MVVの意味を深めるワークショップ ~意味をイメージから深める~
2回目のワークショップでは、策定されたMVVの意味を丁寧に深めていきました。

ミッションが達成された状態を写真カードを使ってイメージから深めました。
また、バリューの「誠実を貫く」「技術に妥協しない」「仲間と支え合う」――これらの言葉を“動き”として表現することで、バリューが単なるスローガンではなく、“自分たちの姿勢”として体に染み込んでいきました。
原点と挑戦が調和、これからの指針へ
完成したミッション・ビジョン・バリューには、長年、大宮ポンプ製作所様が大切にしてきた「誠実さ」や「技術へのこだわり」といった原点がしっかりと息づいています。
そこに加えられた「京都から世界へ」「変化を恐れず未来を創る」という言葉は、未来に向けた挑戦を象徴するものであり、過去から未来への“橋”となる価値観です。
カーニバルライフは、こうした「社員の想い」と「経営のビジョン」を結びつけるプロセスを通じて、組織の一体感と次の一歩を後押ししていきます。